花粉で目が痒くなると春になった感じがします。
これを読んでいる方は初めましてではないですよね。
にんげんと申します。
今回はデカヌチャンexデッキの基本・使い方・気をつけること・各対面の回し方について解説していきたいと思います。
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デカヌチャンex初心者向け
デカヌチャンexってどんなデッキ?
まずはデカヌチャンexデッキがどのようなデッキかについて見ていきます。
メインとなるのはもちろんデカヌチャンexです。
デカヌチャンexは上のワザ「ビッグハンマー」を使って大ダメージを出すことで相手のポケモンを一撃で倒したり、HP300という高い耐久力を活かして相手にサイドを取らせないことで自分の有利なようにゲームを進めていくデッキになります。
ワザ「ビッグハンマー」は自分の手札の枚数が増えれば増えるほどダメージが上がっていきます。
なので出来るだけ手札が増やせる相方が必要です。
それがノココッチです。
3枚カードを引きながらデッキに戻っていくため、何回も使い回しできるカードです。
適当にベンチに出しておいても特性を使うことで山札に戻るため、ベンチのスペースが空きます。
なのでもう一度ノコッチをベンチに出したり、別のポケモンを置き直すこともできるので使いやすいです。
またデカヌチャンexとの分岐進化であるデカヌチャンも手札を増やすのに貢献してくれます。
手札を1枚捨てることで3枚カードを引くことができます。
いらないカードを捨てながらたくさんカードを引きましょう。
デッキレシピ
ということでリストはこちら。
デッキを調整したい方はこちらから
少しだけ採用理由も解説します。
興味がない人は目次から読みたいところまで飛ばしてください。
採用理由
カヌチャン(てつクズひろい) 4枚
ARがてつクズひろいだからです。採用理由は愛。
ナカヌチャン(じゃれつく) 2枚
上記カヌチャンに同じ。2枚あるのはヒナツで余った時に持ってきながら進化させておけるからです。
ノコッチ(あなをほる) 4枚
逃げるためのエネルギーが0です。困ったらノコッチをバトル場に出しましょう。
かがやくジラーチ 1枚
このデッキは序盤に
デカヌチャンex・ふしぎな飴・ダブルターボエネルギー・サポートカード
など欲しいカードが山盛りです。
なので序盤の攻撃できないターンにバトル場においておくことで、壁にしながら倒されたときに好きなカードを山札から持ってくることができます。
また、無視されたとしてもダブルターボエネルギーをつけることでワザ「ほしのわざわい」を使うことができます。
対戦相手に圧をかけながらも運がいいと相手のポケモンを倒すことができます。
必須級の1枚です。
スーパーボール 4枚
ノココッチやデカヌチャン、サポートなどを使ってたくさんカードを引いた後に使うカードなので、少ない山札に欲しいカードがたくさん残った状態で使えます。
大体欲しいポケモンを引くことができる実質マスターボールです。
なかよしポフィン 4枚
12枚欲しいですが、ルールによって4枚。
ふしぎな飴 4枚
カヌチャンからデカヌチャン・デカヌチャンexに段階を飛ばして進化できるようにするカードです。
素早く攻撃してくるようなデッキに対しては早めにデカヌチャンexに進化させて攻撃し始めたいため、揃いやすいように4枚採用してあります。
また、余った飴はデカヌチャンに進化させるのにも使えます。
暇な時があれば進化させておきましょう。
エネくじ 1枚
デカヌチャンexがワザを使うのに一番高いハードルはエネルギーをつけることです。
デカヌチャンexはふしぎな飴を使えなかったとしても
カヌチャン→ナカヌチャン→デカヌチャンex
と段階を踏めば進化できるため、ターンをかければなんとかなることが多いです。
しかし、エネルギーはデッキに5枚しか入っておらず引けないとワザが使えません。
なので少しでもエネルギーを引きやすくするためにエネくじを入れてあります。
すごいつりざお 1枚
トラッシュからポケモンを3枚までデッキに戻せるカードです。
サイドにデカヌチャンexやカヌチャンがいるときにゲーム中使うポケモンが不足するのでこのカードを使う必要が出てきます。
ナンジャモ 4枚
最強の初動札かつ対戦相手の手札を少なくするカード。
中盤・終盤はツツジの方が強くなっていくため、デカヌチャンの特性「そざいあつめ」で捨てることが多いです。
ヒナツ 3枚
このデッキにおける最強のサポート。
ノコッチが3体並んでいる状況でこのカードを使いノココッチを3枚持ってくることで、にげあしドローが3回使うことができて結果的に手札が8枚増えます。
またノココッチが数枚手札にあるときには
・ナカヌチャンを持ってきて進化させておく
・デカヌチャンを持ってきて進化させて「そざいあつめ」を使う
などの選択肢もあります。
ただノコッチを並べられていないと強く使うことができないため3枚の採用に抑えてあります。
マツバの確信 2枚
中盤・終盤にかけて強くなっていくカード。
相手のベンチのポケモンが5体いるときに使うと手札が4枚増えます。
こちら側がボウルタウンを積極的に出していくデッキなので、対戦相手のベンチが並ばなくてあまり強く使えないといったことはほとんどないです。
序盤にはちょっと腐りがちなカードのため2枚採用してあります。
ボスの指令 2枚
ベンチのポケモンを倒したいときに使います。
あんまり使うことはありませんが、欲しいときに引けないと困るので2枚。
ツツジ 2枚
中盤・終盤にかけて相手の手札を2枚まで減らしたいときに使えるカード。
自分は6枚引くことができるのでデカヌチャンexの最低限のダメージを確保しながら、相手の手札をかなり減らすことができます。
また、デカヌチャンデッキは相手にナンジャモやツツジを使われた時がかなり辛いのでその時の受けにもなりやすいです。
主にロストや古代デッキ(ATB)に対して使うことが多いです。
ボウルタウン 3枚
場に出してある限り毎ターンベンチにたねポケモンを並べられるぶっ壊れカード。
最近は色々なデッキにスタジアムがあまり採用されていないのも追い風です。
シンオウ神殿やポケストップなどのスタジアムが入っているようなデッキに対しては「そざいあつめ」で捨てずに残しておきましょう。
ネオアッパーエネルギー(ACE SPEC) 1枚
ACE SPEC枠。プライムキャッチャーやヒーローマントも考えましたが、個人的にはネオアッパーエネルギー一択でした。
ダブルターボエネルギーの5枚目になりつつ、つけているときにダメージが−20されません。
また、デカヌチャンのワザ「スペシャルハンマー」にも対応していてこの一枚で180ダメージ出すことができます。強い。
ちょっと細かい話もするとこのカードがデッキにあるおかげで手札にエネルギーがないときのエネくじのヒット率が高いです。
基本的な回し方
最初に目座すのはカヌチャンを2体並べながらノコッチを並べることです。
手札があまり良くないときはかがやくジラーチを前に出しておきます。
理想的な盤面は
・カヌチャン3体&ノコッチ3体
もしくは
です。
中盤以降は
・ベンチにデカヌチャンを進化させておく
・山札に帰ったノコッチをしっかりと並べ直す
ことを意識して回しましょう。
あまり手札のカードを使いすぎるとワザ「ビッグハンマー」のダメージが低くなってしまうので注意です。
終盤は相手のナンジャモに対応できるような盤面を目指しましょう。
・ノココッチを進化させてにげあしドローを使わずに置いておく
・そのターンにエネルギーを手張りしていなければエネルギーをしっかりベンチのポケモンに貼っておく
・ナカヌチャンに進化してふしぎな飴を使わなくてもデカヌチャンexに進化できるようにしておく
などなど...
やりたいことがいっぱいです。
そのときの手札と相談して何をするか決めましょう。
デカヌチャンex中級者向け
自分に合わせたデッキ調整(要検討カード)
ここからは自分の好みにデッキを改造するときの候補カードを載せておきます。
ビーダル一家
ハンド干渉に強く出られるカード。
ベンチの枠を消費するので早めに出し過ぎないことも大事だったりします。
ビッパとビーダルを入れる場合、デカヌチャンやツツジなどを抜くと思います。
レントラー(みなぎるせんこう)
リバーサルエネルギーとセットで採用するカードです。
サイドを1枚しか取られないポケモンでありながら、リバーサルエネルギーで起動できて180ダメージという破格のダメージを出していくことができるポケモンです。
サイドが負けていないと出せない点やリバーサルエネルギーがないと起動しない点、レントラー自体をサーチするのが難しい点を考えて不採用にしました。
ですが、うまく使えると強いポケモンなので一考の余地はあります。
ヒスイのヘビーボール
サイドからたねポケモンを持って来れるカード。
カヌチャンがサイドに2枚落ちていたり、ノコッチがサイドに落ちているときにこのカードがないとかなり困ることが多いです。
このカードもサーチするのが難しかったため不採用にしていますがかなり欲しいです。
キャプチャーアロマ
手札の枚数が大事なこのデッキではあまりハイパーボールは使いたくありません。
ですが、進化ポケモンをサーチできないとそもそもゲームになりません。
なので手札を捨てることなく進化ポケモンをサーチできるチャプチャーアロマは選択肢の一つでした。
また、大抵の場面で表裏どちらでも良い時が多いのも強みです。
筆者は不確実性を嫌い採用しませんでしたが、採用する可能性は十分にありました。
レントラーが入ったデッキであれば採用してもいいと思います。
カウンターキャッチャー
サイドを先に取られることが多いことや、手札を増やすためにサポートを使ってしまうとボスの指令が使えないことから検討の余地があります。
ベンチのポケモンを倒したいという場面があまりなかったために不採用になっています。
ロストスイーパー
カウンターカイナという特殊なデッキに対するメタカードです。
デカヌチャン側が回れば勝てるので不採用になっています。
あるとかなり楽になるカードです。
クラベル
ノコッチを置くのが厳しいターンなどに使えたり、単純な初動札としても強いカードです。
後半に腐りがちだったことを鑑みて不採用になっていますが、かなり悪くないカードです。
マサキの転送
終盤に向かうにつれて強くなっていくサポート。
終盤は山にほとんどポケモン(ノコッチ・ノココッチ)しか残っていないという状況になることが多いため、終盤に使うと6枚ポケモンを持って来れたりします。
かなり強いカードだったのですが、ツツジの2枚目に枠を取られてしまいました。
ぜひ使ってみて欲しいカードです。
超エネルギー
デカヌチャンexの下ワザ「ふんさいプレス」を打つために必要なカード。
すごいつりざおで山札に戻せたり、超エネルギーを2枚貼ることでデカヌチャンexが攻撃できたりもします。
ネオアッパーエネルギー+ダブルターボエネルギーでもふんさいプレスが使えるので不採用としてあります。
自分と違う構築の動画としてははるnさんのものが良いと思います。
ノココッチというカードの性質-ドローの順番-
ここからはノココッチというカードについて詳しくみていきたいと思います。
ノココッチの特性「にげあしドロー」は以下の処理を行います。
・山札から3枚引く
・山札に返す
・山札をシャッフルする
という処理を行います。
この章では
・山札に返す
という部分について詳しくみていきます。
・山札から3枚引く
の部分は後半の「リソースのメリハリをつける」の章にあります。
山札にノココッチが帰ると、山札の中には欲しいカードがあるにも関わらず山札にノココッチが増えていきます。
なのでどのタイミングでにげあしドローを使うか・どのタイミングでノコッチを置き直すのかというのが大事になってきます。
ターン中に考慮しなければならない順番は以下のものが挙げられると思います。
・にげあしドロー
・そざいあつめ
・ボウルタウン
・なかよしポフィン
・ネストボール
・スーパーボール
・ドローサポート
この中からどれをどの順番で使い、またどのカードを使わないといけないのかを判断する必要があります。
ぱっと見、難しそうなことを言ってますよね。
ですがそこまで難しいものはありません。
これらの使う順番について説明していきます。
ただし、難しいものもあります。
それはボール系統(なかよしポフィン・ネストボール・スーパーボール)です。
これは上級者向けで解説します。
どのタイミングでノコッチを置き直すのかについてもそこで解説します。
最初のうちは使う順番を後にして、相手のバトル場を倒す前に手札に余裕があれば使いましょう。
・にげあしドロー
判断基準:このターンに使うドローサポートがナンジャモ・ツツジorそれ以外か
ナンジャモやツツジを打ちたいターンにはそれらのサポートの後に使います。
それら以外のサポートを使いたい時には先ににげあしドローを使い、そのターンに使いたいサポートを引いてきたタイミングでそのサポートを使います。
・そざいあつめ
判断基準:手札にナンジャモなどのこれから使わないであろうカードがある
にげあしドローとそざいあつめは手札にナンジャモやかがやくジラーチ、マナフィ、ネストボールなどがある時に打ちます。
ない場合は先ににげあしドローを使いましょう。
いらないカードが来た時にそざいあつめを使います。
そざいあつめより先ににげあしドローを使うと、ノコッチとノココッチが山札に戻ってしまうためそのターンに必要なカードが揃いにくくなってしまいます。
かといって、要らないカード以外を切るとそのあと困ってしまうのでこの順番がベストだと思っています。
・ボウルタウン
判断基準:再展開できるかどうか
基本的には1回目のにげあしドローの後に使って良いです。これで困ることはほぼないと言っても過言ではありません。
例外として覚えておいて欲しいのは
・再展開するのに必要なカード(ボール系統)が手札にない時には我慢することもある
ということです。
なかよしポフィンを引けるなら解決するので最初のうちは気にしなくても良いと思います。
・ドローサポート
ナンジャモ:自分のサイドが5・6枚あるときでベンチの展開が不十分な時、他のサポートやノココッチがないとき
ヒナツ:ベンチがきちんと展開できているとき
マツバの確信:相手のベンチが4体以上いるとき
ボスの指令:相手のベンチに倒したいポケモンがいるとき(ex:ピジョットexなど先に倒しておきたいポケモン)
ツツジ:相手の手札を減らしたいとき、自分の手札にノココッチがたくさんいるとき
ドローサポートの使い分けはこれらを意識しています。
どのタイミングで打つかについてはにげあしドローの部分を参照してください。
デカヌチャンex上級者向け
リソースを使うターンとリソースを温存するターンのメリハリをつける
ここからはより難しい話になっていきます。
中級者向けの内容で放置していた
・山札から3枚引く
という処理について見ていきます。
何を言ってるんだ(笑)と思われるかも知れませんがちょっとだけ計算するのに重要です。
最初の手札
→手札からノココッチを出して進化
→にげあしドローを使う
というふうにカードをプレイした場合、手札は何枚増えたでしょうか?
答えは2枚です。
ノココッチを手札から進化させているので1枚減っています。
次にナンジャモを絡めて動くとどうなるでしょうか
ノココッチを進化させる
→ナンジャモを使う
→にげあしドローを使う
この場合、ナンジャモ後に手札は3枚増えます。
ナンジャモ後に手札から進化させたわけではないので当然ですよね。
このノココッチで手札が何枚増えるか、ということがすぐにわからないとゲームプランをすぐに組み立てることができません。
また、手札を何枚使うと盤面を再展開できるかも考えなければなりません。
ノコッチを再展開するためにもリソースは必要です。
・ボウルタウン:0枚消費で1体出す
・なかよしポフィン:1枚消費で2体出す
・ネストボール:1枚消費で1枚出す
・たねポケモンを手札から出す:1枚消費で1枚出す
これらのことからわかる通り、再展開にもかなりのリソースが必要です。
なので相手が2進化exなどのHPが高いポケモンだった場合、序盤は
・2回の攻撃で倒す
という妥協点を用意し、盤面の形成に尽力しましょう。
具体的には
・ヒナツでベンチのカヌチャンをナカヌチャンに進化させておく
・ふしぎな飴に余裕があればデカヌチャンに進化しておく
・ノコッチを再展開するときにネストボールや手札にあるものをそのまま出す
ということを意識します。
また、2回の攻撃で倒せるダメージラインかどうかも判断しましょう。
基本的には手札が5枚以上あれば次のターンに倒すことができると思います。
しかし、これには例外も存在します。
それは
・相手のバトルポケモンを倒せば相手の盤面が崩壊する
・一発で倒すことでその後の展開が優位になる
ときです。
例えば
・相手がアルセウスvstarデッキでバトル場のアルセウスvにだけエネルギーがついている
といったような相手のアタッカーが続かないような盤面にできるときには展開せずに相手のポケモンを1回の攻撃で倒すのも手です。
ただし、相手のジャッジマンやナンジャモで息切れすると負けることがあるので
・ボウルタウンが貼ってある
・ノコッチが1体はいる
・デカヌチャンがベンチにいる
など手札が繋がらずに負けない最低のラインがあるかどうかも判断基準の一つとしてあります。
“山札リソース”という概念
デカヌチャンデッキは山札をたくさんドローするデッキであるため、ほぼ全てのカードに触ることができます。
そのようなデッキで大切になることは
・山札にどのカードが残っているか
ということです。
山札に残っているカードを把握しきれていないと、ゲーム中にどのようなプランを取ることができるのか明確になりません。
特に難しいのがなかよしポフィンの枚数です。
なかよしポフィンは手札1枚でノコッチを2体出すことができるカードです。
なので終盤相手のポケモンを一回の攻撃で倒したい時に手札の枚数を減らしすぎることなくノコッチを再展開できるカードになっています。
逆に序盤の手札の枚数が重要でないタイミングでは温存することが多いです。
終盤にポフィンがないと再展開の量が不十分になり、ハンド干渉から復帰できずに負けてしまうからです。
終盤のためにポフィンを残す、ということを意識すると今までと異なるボールの使い方になってくると思います。
例えば、
・手札10枚
・ネストボール2枚、ポフィン1枚
・ポフィン2枚使用済み
・相手のバトル場がリザードンex
のような状況で使うのはネストボール2枚です。
さらにいうと、そのターンの初めに手札が11枚以下(リザードンexをワンパンできない)までしか増えないことがわかっていたり、そもそもリザードンを倒さないプランを取るのであれば、にげあしドローを全て使い終わった後にネストボールを使うのではなく、
・にげあしドロー→ネストボール→にげあしドロー→ネストボール
の順で使った方が良いです。
なぜかというと
・後半のネストボールはなかよしポフィンと異なり全く強くないので消費しておきたい
・ネストボールを使うことで山の純度が上がり欲しいカードを引きやすくなる
からです。
そのターンに行うべき目標を決めてデッキを回すことの大事さがわかると思います。
スーパーボールについては終盤のノココッチやデカヌチャンexのために温存しておきたいので温存できたら温存するという形で問題ないです。
ただし、
・ノココッチを2回以上は使うターン
・手札にはノココッチ1枚、スーパーボール1枚
・要求札が圧倒的に足りてない
という場合、山札の枚数と山のノココッチの枚数からスーパーボールでノココッチが当たる確率を計算して先打ちすることがあります。
概算として
・山が30枚、ノココッチが3枚の時にスーパーボールを使ってノココッチが当たる確率は約56%
・山が25枚、ノココッチが3枚の時にスーパーボールを使ってノココッチが当たる確率は約65%
・山が20枚、ノココッチが3枚の時にスーパーボールを使ってノココッチが当たる確率は約75%
・山が20枚、ノココッチが2枚の時にスーパーボールを使ってノココッチが当たる確率は約59%
です。
これらの確率から考えて打ってもいいかを判断しています。
しかし、基本的にはスーパーボールを温存してもそこまで困るといったことはないので困ったらスーパーボールは後回しにするのがいいです。
サイドプランを明確にしよう
デカヌチャンデッキに限った話ではないのですが、サイドを取り進めていくプランはとても大事です。
サイドプランといっても2つのサイドプランがあります。それは
・自分から見たサイドプラン
・相手から見たサイドプラン
の2つになります。
相手視点ではこちらのサイドを取るプランは
1-1-2-2
になることが多いです。
デカヌチャンデッキは基本的にさっさと攻撃して主導権を握りにいくデッキではなく、待つことが大半です。
なので相手がサイドを1枚取ってからゲームが始まることが多いです。
サイドを1枚取ったあとは残り5枚をどう取るかが問題になってきます。
そこで相手は
・デカヌチャンをボスで呼んで1枚取る
・バトル場のデカヌチャンexを倒して2枚取る×2
という方法でサイドを6枚取り切ろうとしてきます。
そこで大事になってくる概念が「クロック」というものです。
クロックとはサイドを取り切るまでに必要な攻撃回数のことです。
クロックを意識するとゲームプランの組み立てにつながっていきます。
例えば
・サイド2枚のポケモンを1回の攻撃で倒す×3回→クロック3
・サイド1枚のポケモンを1回の攻撃で倒す×6回→クロック6
となります。
つまり、クロックというのはゲームにかかるターンのことです。
ゲームに勝とうとすると
・自分側のクロックを短くする
もしくは
・相手側のクロックを長くする
という2つのプランがあります。
デカヌチャンデッキの場合、自分側のクロックを短くするには
・相手のサイド2ポケモンを一回の攻撃で倒す
ことで
相手側のクロックを長くするには
・サイド1のポケモンを使って攻撃する
・サイド2のポケモンが1回攻撃を耐える
ことで実現できます。
これらのことを意識しながらゲームを進めていくことが大事な要素になってきます。
具体的なプランについては各対面の動き方を参考にしてください。
各対面の動き方
リザードンex(ピジョットex型) 不利
サンプルリスト
この対面では相手がそくせきじゅうでんで手札を増やしながら盤面を整えます。
そこまでで基本的にサイドを取られているのでカウンターキャッチャーを軸にゲームプランを組み立ててこようとします。
なのでこちらもゆっくり手札を増やしながら盤面を整えてゲームに入りましょう。
具体的には
・ベンチにノココッチが残っている
という2点が大事になってきます。
また、デカヌチャンexは相手のかがやくリザードン+マキシマムベルトで倒されてしまうので
・返しにボスでベンチのサイド2ポケモンを倒せる
もしくは
・デカヌチャンにネオアッパーエネルギーをつけて攻撃する
という2択が重要になってきます。
また、ピジョット型リザードンデッキに対してはかがやくジラーチを出さないようにしましょう。
というのも相手はバトル場にサイド1のポケモンを置いて自分側にサイドを先行させたいという気持ちがあります。
そのような状況下ではかがやくジラーチが圧をかけられず放置させられてしまいます。
またサイド2のポケモンを出して攻撃してきた場合でもバトル場にミストエネルギーをつけられてかがやくジラーチのワザ「ほしのわざわい」を防がれてしまいます。
よほど困ったときでない限り出すのはやめましょう。
さらにはゲーム中に大体崩れたスタジアムが飛んでくるのでそれまでは
・ボウルタウンをそざいあつめで捨てない
・すごいつりざおを温存する
ということを意識することが大事です。
ゲーム展開1例
ピジョットexをボスで取る
→リザードンexを1回ないしは2回の攻撃で取る
→デカヌチャンでかがやくリザードンを取る+ボスでベンチのサイド1枚のポケモンを取る
もしくは
→ボスで相手のサイド2ポケモンを取る
リザードンex(ビーダル型) 不利
サンプルリスト
ピジョット型とは異なり、盤面を悠長に構えている暇はありません。
序盤から早めに攻撃し始めてアドバンテージを稼ぎきって勝ちに行きます。
序盤がうまくいかなかった場合にはかがやくジラーチを出すのも手です。
ミストエネルギーが入っているような構築もありますがビーダル型でサーチするのは至難の業です。結構割り切り。
負けん気ハチマキは考慮に入れておきましょう。
サイド3枚取ったタイミングで負けん気ハチマキが起動すると
バーニングダーク270+負けん気ハチマキ30=300
でちょうどデカヌチャンexが倒れます。
また、このデッキはプライムキャッチャー+崩れたスタジアムでノコッチが大量に消えることが多いです。
このプランを通された後にすごいつりざおを使えないと負けに直結するため、復旧できない手札の場合にはベンチを4体に抑えることも考慮に入れましょう。
大体このプランが通るのは暗号マニアを使っているときだけなのでナンジャモまでは考えなくても大丈夫です。
また、サイド1を取ってからゲームを進めると自分のサイドが奇数進行になってしまうのですが、サイド2枚目を取るタイミングでのボスはあまりオススメしません。
理由としては自分がサイド4枚取ったタイミングで相手がかがやくリザードンとサイド1枚のポケモンだけの盤面にすることができるため、ボス+サイド2のルートが取れなくなるためです。
ただし、
・キャプチャーアロマの表が出たのにビーダルを持ってこない
という場合、サイドに2枚目のビーダルが落ちている可能性高いため、先にビーダルを取るのもかなり選択肢としてあります。
状況に応じてプレイを変えてみてください。
ゲーム展開1例
サイド1のポケモンを倒す
→リザードンexを1回ないしは2回の攻撃で倒す(大体2回)
→ボスでビーダルをとる
→かがやくリザードンをデカヌチャンで取る+ボスでサイド1のポケモンを取る
もしくは
→サイド2のポケモンをボスで取る。
ロストバレット 不利
この対面で目指すことは
・早期のデカヌチャンの着地
・ノココッチに進化して置いておく
・後半からはロストマインでサイド2枚進められるような盤面にしない
の3点です。
盤面の総HPを上げながらナンジャモやツツジを使って相手が動かないターンができるようにお祈りします。
最大6回ハンド干渉できるので相手も気持ちよくプレイできるわけではありません。
テツノツツミのケアは忘れないようにしましょう。
またロスト系統に対してはすごい釣竿とミラージュゲート、基本エネの枚数を意識することが大事になってきます。
例えば、悪エネルギーが2枚ロストにあるとトドロクツキexはワザを打てなかったり、水エネルギーが2枚ロストにあるとかがやくゲッコウガがワザを打てなかったりします。
最終ターンの要求をいかに増やすことができるかはこれらのリソースを見て判断しましょう。
ゲーム展開1例
サイド1を取る
→サイド2(トドロクツキex)を取りながらツツジ
→ハンド干渉を挟みながらサイド1を取る×3
パオジアンex 五分
サンプルリスト
キャンセルコロン+げっこうしゅりけんだったり、ごっつあんプリファイだったりで先にサイド2枚を取られなければ意外となんとかなります。
毎ターン進化していくスピードの速いゲームになるのでナカヌチャン、余裕があればデカヌチャンexに進化して置いたりエネルギーをつけておくと良いです。
ハンド干渉はあまり意識しなくても良いが1回はナンジャモが飛んでくる可能性があります。
プライムキャッチャー+キャンセルコロン+げっこうしゅりけんでノコッチが消えないように1体だけ進化して置いておけたりするといいです。
ゲーム展開1例
サイド2を取る×3
ルギアvstar 五分
サンプルリスト
ルギア側が回ったら負け、回らなかったら勝ちの簡単なゲーム。
意識することとしては早急にボスを使ってアーケオスやチラーミィを狩ることです。
また、ルギア側に甘えたかぜよみを許さないため、ルギア側も多少しんどくはあります。
エネルギーの枚数が大抵17枚なので博士やセレナでエネルギーがトラッシュされたらそこを突きにいくのも手です。
クロックが間に合っていれば、チラチーノを無視して相手のベンチポケモンを攻撃する択も存在します。
カビゴンLO 有利
サンプルリスト
ほとんどない有利対面その1です。
盤面をカヌチャン2体ノコッチ4体で並べることができれば勝ちます。
相手はポケモンを縛ろうにもカヌチャンは進化して攻撃してくるし、ノコッチは進化すると山に戻るため縛れません。
ミミッキュexで対応しようとしてもデカヌチャンexのふんさいプレスやかがやくジラーチのほしのわざわいで倒せるため大丈夫です。
先にボスでロトムvを倒す方がゲームが楽になります。
またカビゴンLOにはシンオウ神殿が3枚入っていることが多いためボウルタウンを先に使うのはやめましょう。
またピジョットexが出ている場合にも先に取って置いた方がいいです。
また、相手が最後ナンジャモからサイドを取ってくることも考えられるのでサイド1になるタイミングではノコッチをノココッチに進化しておくのが良いです。ハンド干渉の受けを作ります。
イダイナキバLO 有利
サンプルリスト
ほとんどない有利対面その2。
デカヌチャンexに進化させて攻撃しているだけで勝ちます。
気をつけることとしてはナンジャモやノココッチを使って手札が5枚前後になるようにキープしましょう。ハンドトリマーから一気に減らされて山を削り切るのが間に合ってしまうことも考えられるためです。
無理な対面
サーフゴーexとクエスパトラex
大体無理です。
クエスパトラに至ってはゲームすらさせてもらえないです。
終わりに
自分がデカヌチャンを使っていて伝えたかったことはある程度書けたかな〜と思います。
日本語が不十分であまりうまく伝わっていない気がするのでわからないこと等あれば気軽に質問していただけると嬉しいです。
それではまた。